仕事中の怪我に注意しましょう

皆さんは、初めて日本の会社で仕事を始めた時の事を覚えていますか。言葉もまだよく分からず、慣れない環境の中で不安や緊張でいっぱいだったと思います。そして早く仕事を覚えようと毎日一生懸命だったと思います。今、皆さんはその時と同じような気持ちで毎日仕事に取り組んでいますか?仕事に慣れ、「もう大丈夫」という気持ちになっていませんか。そんな気持が「ついうっかり」や「ぼんやり」につながり、事故や怪我を引き起こしてしまいます。

最近、実習生の怪我が続けて何件かありました。どれも大きな怪我ではありませんでしたが、怪我が治るまで仕事ができなくなりました。怪我をすると自分が困るだけでなく、会社にも迷惑がかかりますし、いろいろな人を心配させてしまいます。

仕事の中には常に様々な危険が潜んでいるということをいつも心にとめ、安全面には十分気をつけてください。日本で実習中の「三年間無事故・無怪我」を目指しましょう!!!

いつも初心を忘れず、安全作業を!

1. 5Sをきちんと実施しよう!

  • 整理:要るものと要らないものを区別し、要らないものを除去する
  • 整頓:要るものを使いやすいようにきちんと整理し、誰にでも分かりやすいようにする 
  • 清掃:常に掃除をし、ゴミやほこりのないようにする
  • 清潔:身の回り、機械、設備、職場などを衛生的にする
  • 躾:規則やルールをいつも正しく守る習慣を身につける>

5Sができるとどんな効果があるか?

・設備のトラブル防止 →点検により異常が早期に発見できる

・事故のない安全な作業環境づくり →整理整頓により整然として作業環境が確保され、作業上の事故を防止することができる。

・能率の向上 →作業工具や機材などの置き場所の明示や決められた位置に置くという習慣は、必要なものを探す無駄が省かれ、作業能率の向上を促します。

2. 指さし確認をしよう!

作業を安全にミスなく進めるために、実施したこと、またはこれから実施しようとすることを指で指し、「確認よし!」と大きな声をだし確認します。指さし確認をすることにより、「うっかり」・「ばんやり」といったミスを最小限に抑え、事故を未然に防ぎ、事故防止に役立てることができます。  

scroll top