外国人看護師　合格率９・６％、３０人にとどまる

2013.3.26 08:59 産経新聞

　厚生労働省は２５日、経済連携協定（ＥＰＡ）に基づき受け入れたインドネシア人とフィリピン人計３１１人が看護師国家試験を受験し、３０人が合格したと発表した。今回から試験時間を一般受験者の１・３倍に延長したほか、全ての漢字に読み仮名をふるなどの配慮をしたが、合格率は９・６％と、昨年（１１・３％）より下がった。看護師国家試験全体の合格率は８８・８％（合格者５万２２４人）。

　外国人看護師候補者の滞在期間は３年で、その間に国家試験合格を目指す。政府は平成２１年度に来日し、今年度が４年目となる看護師、介護福祉士候補者について試験の得点や本人の意向など一定の条件を満たせば滞在期間を１年延長する決定を出している。決定に基づき滞在延長した候補者７８人が受験し、１８人合格。また１４人が帰国後に受験したが、合格者はいなかった。

産経新聞　３月２６日により

全国的にやや暖かく…気象庁４～６月予報

気象庁は２５日、４～６月の３か月予報を発表した。

偏西風が平年よりやや北寄りを通るため、南からの暖かい空気が入りやすくなり、沖縄・奄美地方を除いて全国的にやや暖かくなる見込み。降水量は沖縄・奄美がやや多く、それ以外は平年並みの傾向となっている。

【４月】全国的に低気圧と高気圧の影響を交互に受ける。北日本・東日本の太平洋側と西日本は晴れの日が多い。

【５月】北日本から西日本にかけて、天気は数日周期で変わる。沖縄・奄美は曇りや雨の日が多い。

  【６月】東日本の太平洋側と西日本、沖縄・奄美は、梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　読売新聞３月２５日により

災害時の音声サービス相互利用へ…携帯電話３社

大規模災害発生時に電話がつながりにくくなる事態に備えて、ＮＴＴドコモ、ソフトバンクモバイル、ＫＤＤＩ（ａｕ）の携帯電話３社は、４月１日から「災害用音声お届けサービス」の相互利用を始める。

スマートフォン（高機能携帯電話）などで録音した音声を携帯会社の枠を超えて、指定した相手に届けてくれる。スマホに音声メッセージを録音して送信すると、相手のスマホにメッセージが届いたことが通知される。画面に表示されたボタンなどをクリックすると音声を聞くことができる。利用するには、無料のアプリ（ソフト）をダウンロードする必要がある。スマホ以外の携帯電話の場合、一部の機種で利用ができる。

　このサービスはこれまで、同じ携帯会社の契約者間でしか利用できなかったが、東日本大震災を踏まえ、携帯会社間で相互に利用できるようにした。

読売新聞３月２５日により

夏に向け、電力需給の分析スタート

政府は、この夏の節電対策に向けた議論を、専門家による委員会で開始しました。
この中では、まず、来週終了するこの冬の節電期間について、想定以上に節電が定着したことで、電力供給の余力を示す予備率」が最低ラインの３％を大きく上回ったことを確認しました。一方、この夏の電力供給をめぐっては、関西電力・大飯原発以外の早期の原発再稼働は困難と見られています。
こうした状況を受けて委員会では、来月中にも夏の電力需給の見通しをまとめる方針です。
ただ、冬の節電実績を踏まえて、「需給のひっぱくは抑えられる可能性がある」と分析していて、最終的に数値を入れた節電目標の設定は見送られる可能性もあります。 

 　　　　　　　　　　　TBS系（JNN）3月22日により3

「あさイチ」発”エノキダイエットに異議あり

エノキダイエット”が話題になっています。ＮＨＫの情報番組『あさイチ』で報道されたのがきっかけのようですが、ホントのところはどうなのでしょう。

根拠としては、「エノキタケ抽出物に含まれる脂肪酸（＝エノキタケリノール酸）に内臓脂肪を減少させるため」といわれます。これについて、健康食品の有効性・安全性に詳しい国立健康・栄養研究所は「更なる検証が必要」との回答でした。エノキに限らず、食品に特定の効果を期待するのはナンセンス。痩せたければ、総摂取カロリーと消費カロリーのバランスをとることが基本です。

エノキタケは、ご存じのようにキノコの一種。他のキノコ類同様、カロリーが低く、食物繊維も多いすぐれた食材です。

ただエノキタケだけが「ダイエット効果あり」とブレークしたのは、「エノキタケ抽出物に含まれるリノール酸を主体とする（「エノキタケリノール酸」と名付けられている）脂肪酸に内臓脂肪を減少させる効果のあることがわかった」とある学者の方の説によります。

国立健康・栄養研究所に確認したところ、「論文数も少なく、ヒトにおける有効性については更なる検証が必要かと思われる」との回答。また、「キノコ由来のキトサンが腸内で脂肪が吸収されるのを阻害するので、ダイエット効果が期待できる」という説についても、同様でした。